日本新聞協会が主催する第14回「いっしょに読もう!新聞コンクール」で中学3年B組の小林あいりさんが「優秀賞」を受賞しました。
「いっしょに読もう!新聞コンクール」は、家族や友だちといっしょに新聞記事を読み、感想や意見などを書いて記事とともに応募するものです。このコンクールは、自分一人の感想や意見の表明にとどまらず周囲の人の意見も聞いて、より深く考える機会になるため、学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」を促すものといえます。こうした考えから例年中学3年生が公民の夏休み課題として取り組み全員で応募しています。
今回のコンクールでは、47都道府県と海外から計5万9,248編(小学生5,382編、中学生2万4,775編、高校・高等専門学校生2万9,091編)の中から、小・中・高校部門の最優秀賞を各1編(合計3編)、優秀賞を校種別に各10編(合計30編)、奨励賞を120編が選ばれました。
このなかで、小林さんは「優秀賞」に選ばれました。これまで本校では「奨励賞」を受賞する生徒がいましたが、「優秀賞」は初めてのことです。また明訓中学は学校奨励賞を受賞しました。
小林さんは、中学2年生の総合で調べた「新潟水俣病」をきっかけに世界の公害に興味を持ち、ブラジル北部アマゾン地域に水俣病発生の疑いがあるという記事を読みました。この記事を保護者の方と読んで意見を聞き、さらに詳しく調べて自分の意見にまとめました。
小林さんの取り組みは「探究」の理想的なかたちのひとつであると思います。また、総合や公民といった授業の枠を超えて、中2や中3という学年の枠を超えて、興味関心と学びが連続しており、それが深まっています。このように学ぶ姿は明訓の校訓である「好学」のあらわれであるとも感じました。
小林さんの受賞作は、以下のリンクから読めますので、ぜひご覧いただければと思います。
>>>https://nie.jp/month/contest_newspaper/2023/list2_02.html