新潟明訓中学校・高等学校Niigata Meikun Junior, Senior High School

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2024.03.07トピックス高校
MeGA3(東南アジア)便り-3

MeGA3各コースの様子をお知らせします。

3 東南アジアコース
3月6日
<行程>
9:00 ホテルロビーに集合
9:08 ホテルを出発
10:00-11:30 ASEAN Secretariatを訪問
12:00-12:50 昼食
13:30-16:30 BINUS UNIVERSITY INTERNATIONALを訪問
17:30 ホテル到着
17:30-19:30 振り返り、自由行動
19:30 夕食
20:10 解散、自由行動  
<生徒の様子>
 朝、9:00の集合時間に遅刻した生徒がおり、結果としてホテル出発が8分遅れとなった。遅刻の理由を聞いたところ、起きたら8:59だったとのこと。昨日までに蓄積された疲れが出てしまったようだ。
 今日は、昨日とは異なり屋外での活動がなかったため、暑さで体力を奪われる生徒はいなかったが、午後になると少しずつ、生徒の顔に疲労の色が出始めていた。
 午前はASEAN Secretariatへの訪問。研修の前半は、ASEANに関する動画を視聴したのちに職員からの説明・質疑応答という形で進行した。後半はASEAN日本政府代表部の忰田さんから、ASEANについての説明や、ASEANと日本の関わり、外交官として忰田さんが大事だと考えていることなどについてお話しがあった。
 前半は英語、後半は日本語での研修であったが、生徒は両方の時間とも説明に真剣に耳を傾け、質疑応答においては疑問点を積極的に質問していた。忰田さんのお話の中には、「学校では時間管理の方法を学べる」という内容があり、帰国後の生徒たちが意識すべき点についても指摘されていた。また、論語から「知るは好きに如かず、好きは楽しむに如かず」という言葉を紹介され、MeGA3においてまずは「楽しむ」ことが大事であるということが、生徒に実感として伝わったのではないかと考えている。
 訪問前からASEANを訪問することは通常なかなかできるものではなく、貴重な機会であると話していたこともあり、生徒はその点も意識して研修に臨むことができていた。
 午後のBINUS大学訪問では、大学紹介の動画を視聴したのち、大学職員や学生からのスピーチなどを聞いて質疑応答が行われたが、ここでも数名の生徒が英語または日本語で質問を行った。学生の流暢な英語をなかなか聴き取れずに苦戦する生徒も少なくなかったが、断片的に聴き取れた内容などから、なんとか話の内容を理解しようとする姿勢が見られた。大学側からは、“Don’t be shy!”という言葉を幾度もかけられた。もちろん、“shy”な訳ではないのに・・・と感じる生徒もいたようであるが、自分にできることを精一杯やろうとする姿勢が表れてきたことは、生徒の成長の証である感じる。
 その後、ワークショップとしてTシャツの染色体験を行った。英語での説明であったが、生徒は説明を聴いたり講師の実演をまねるなどして、全員が染色に成功し(染色に失敗したのは引率教員のみでした)、自分で染色したTシャツをお土産としていただいていた。ワークショップ後には、スナック(おやつ)を食べつつ学生と歓談する時間が設けられ、生徒たちはテーブルごとに学生との英語での会話を楽しんでいた。また、学生からインタビューをお願いされた生徒は、積極的にそれに協力している様子も見られた。
 ホテルに向かうバスの車内では、さすがに疲れた表情の生徒が多かったため、ホテル到着後には夕食時間の19:30までは各自しっかり休むようにと声をかけて一旦解散した。夕食には時間通りに全員が集合し、会話をしながら食事を摂った。猛暑の屋外と冷房がきいた屋内を出入りすることの多い研修であるため、冷房症などにも注意させて行く必要を感じている。