3月21日(金)午前9時30分から本校体育館で、新潟明訓中学校第16回卒業証書授与式を行いました。卒業生及びその保護者、職員、在校生が参列しての卒業式となりました。
まず壇上で中山校長から卒業生一人一人に卒業証書が手渡されました。そして賞状授与では日本私立中学高等学校連合会賞が山井 洸希(やまい こうき)さんに、精勤賞受賞者を代表して宮尾 日和(みやお ひより)さんに、功労賞が同様に阿部 結人(あべ ゆいと)さんに贈られました。
次に中山校長は「今日の国際社会はコロナ禍からは脱したとはいえ、多くの地球的課題や紛争を抱え、「歴史的転換点」を迎えているといってもよい。ピーター・ドラッカーが21世紀を予測した言葉『21世紀に重要視される唯一のスキルは、新しいことを学ぶ姿勢である。』を引用し、社会の変革がいかに激しくなっても幾多の先哲が説いているように『学ぶことが重要である』ということを忘れないでください。また、中学で学んだ『好学自治』の精神をもって、逆境の中でも自信を持って新しい道を切り拓いてください。」と式辞を述べました。
次に小泉理事長は「春休みはこの三年間を振り返るのによい機会でもありますが、入学を控え『自分はどう生きていくのか』ということについてじっくり考えてみてほしい。選択肢を1つに狭める必要はありませんが、自分自身の目標を立て、それに向かって進んでいくために何が必要で、何を克服しなければいけないのか考える機会にしてほしい。時間はまだたくさんありますから、いろいろな物事に興味をもって知識を蓄え、自分で考える癖をつけていくことで、時勢に流されず、着実に歩んでいける。成長に期待しています。」と祝辞を述べました。
祝辞のあとに、在校生代表の小池 爽羽(こいけ そう)さんが「新入生の我々を卒業生が温かく受け入れてくれたこと、部活動や学校行事の思い出を引き合いに、優しさと厳しさを合わせもったリーダーとして引っ張ってくれた卒業生への感謝を述べ、明訓生としての在り方を受け継ぎ、笑顔あふれる学校となるよう努力します。」と『送ることば』を述べました。
つづいて、卒業生代表の新保 ひかり(しんぼ ひかり)さんが「青く晴れ渡った入学式の日の空とは対称的に不安で落ち着かない気持ちで始まった中学校生活、学校生活での成功と失敗を経験した先にいる今の自分、団結力が強い学年で素晴らしい仲間と過ごした三年間をふまえ、友人・先生方・家族への感謝の意、高校で夢を掴むべく新たな一歩を踏み出す誓いを述べ」と『別れのことば』としました。
式終了後、卒業生は吹奏楽部の演奏と、保護者・職員・在校生の盛大な拍手に送られて退場しました。
また、全体の式を終えた後、最後の学年集会では、生徒・保護者よりお世話になった先生方に花束が贈呈され、中学校生活の3年間を振り返える動画を見たほか、担任団による「歌」が生徒に贈られました。
本日は早春の肌寒さを感じる日ではありましたが、厳粛ななかにも温かみのある素晴らしい卒業式となりました。ご卒業おめでとうございます。